Sweets Specialist's WEB MAGAZINE

<猫井登のスイーツ面白事典>

vol.32
道具屋巡り(4)

かっぱ橋道具街巡りの話もいよいよ今回が最終回!
地図→http://www.kappabashi.or.jp/map/nm.html

吉田菓子道具店を出たら、すぐお隣の「本間商店」へ! 2軒並んでいますが、吉田菓子道具店側が「製菓材料店」。その隣が「包材店」。かっぱ橋で道具のほかに材料も買いたいならばここで。バター、チョコレート、マジパンなども取り扱っています。

道路を渡ると、「馬嶋屋菓子道具店」。お菓子の木型職人がいるお店として有名ですが、最近は海外の斬新な形のシリコン型のほか、稲田多佳子さん提案の家庭用オーブンにも入る24㎝のロール型なども扱い、多くの人が訪れるお店となっています。

再び道路を渡ると飲食店のユニフォームを扱う「セブンユニフォーム」。
その隣が「新井商店」。小さな店舗ながら、製菓道具がたくさん並びます。

食品サンプルの「東京美研」「まいづる」と2軒続く隣にあるのが「伊藤景パック」。1回目で紹介したお店と同じですが、こちらはお弁当など、料理用のパックが中心となっています。

しばらく歩いて「Dr.Goods」へ。こちらは2回目で紹介した川崎商店が母体のお店。オシャレなブランド品を中心に品が揃います。

「高橋総本店 洋食器部」は、丈夫な食器として有名な「ゼニックス」のほか、グラス、カトラリーを扱っています。


以上が、私がかっぱ橋を訪れた際に行くお店です。最後に、耳より情報をいくつか…

(1)「かっぱ橋道具まつり」
  毎年、10月初旬に開催されます。
  スイーツフェスや模擬店、スクラッチ抽選会なども行われる楽しい催事です。
  http://www.kappabashi.or.jp/home/KappabashiDouguMatsuri.html

(2)「パンのペリカン」
  かっぱ橋に行ったら、是非、田原町駅近くにあるパン屋さん「パンのペリカン」へ!
  1942年創業、浅草で食パンとロールパンだけを作り続ける人気店です。
  大人気店なので、予約必須です!!
  その場で食べたいという方は、直営の「ペリカンカフェ」へ! こちらも予約必須!
  https://www.bakerpelican.com/

3)「あんですMATOBA」
  あんぱんファンの方は、ちょっと足をのばして、是非こちらへ! 創業大正13年の老舗の製餡所。
  もちろん、和菓子作りの材料として餡を購入しても良いのですが、
  注目は、さまざまな種類のあんぱん! ざっと20種類以上のあんぱんがあります!
  http://www.matoba-seian.co.jp/andesu/lineup/

 以 上

プロフィール:
猫井 登(ねこい のぼる)
1960年、京都生まれ。早稲田大学法学部卒業後、大手銀行に勤務。退職後、服部栄養専門学校調理師科で学び、調理師免許を取得。ル・コルドン・ブルー代官山校で、菓子ディプロムを取得。その後、フランスのエコール・リッツ・エスコフィエ、ウィーン、ロンドン等で製菓を学ぶ。著書:「お菓子の由来物語」(幻冬舎ルネッサンス)、「スイーツ断面図鑑」(朝日新聞出版)、「お菓子ノート」(新人物往来社)ほか。
日本創芸学院「コーヒーコーディネーター養成講座」テキスト「コーヒーショップの経営」について執筆を担当、「飲食店開業セミナー」講師も務める。

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